1990年代のライブで登場した、今のB’zではとても想像がつかないおちゃらけキャラクターたち。
■綾乃小路 幹彦(あやのこうじ みきひこ)
松本さん扮する謎のキャラ。”IN THE LIFE”ツアーの”あいかわらずな僕ら”のコーナーで不動の地位と人気を得る。
その後”RUN”ツアーでは更に磨きをかけ、財閥系御曹司の若き成金キャラクターとして登場。
複数の携帯電話で様々な商談(密会?)の約束を取り付け、秘書&御用車付きでヨットハーバーでインタビューなど、高ビーでバブリー(今や死語)、しかもクドめなキャラクターにもかかわらず、憎めないのは綾様の人徳のなせる業?
登場した当時は学習院大学の大学院で考古学を勉強していた。卒業後は青年実業家になり、毎日ひっきりなしに携帯電話が鳴る生活になる(もちろん女性から)。ブッキングしないようにするのが大変だったそう。
愛車は軽トラ。荷台に乗るのが好き。好きな花は薔薇。ライブ時にはお客さん(女性)たちによく薔薇を投げていた。
登場曲はムーディなフランス語の曲だったり、「太陽にほえろ」のテーマ曲だったり。
Z’b(ズービ)のメンバーでもある。
■イネーバ
稲葉さん扮する謎のキャラ。意外と日本語の上手い、でも謎のネイティブ・アメリカン、イネーバさん(年齢不肖・正体不明)。
”RUN”ツアーでは”アーイアーイ”とNATIVE DANCEを踊りながらスクリーンに登場。カメラ目線&妙にビデオ慣れした仕草で松本孝弘さんとの出会いを流暢な日本語で語り始める。
ヒッチハイク編と東京編、2つの話があり、どちらも松本さんに酷い目に遭わされている。
ヒッチハイク編:
ロスでお金の無いイネーバがヒッチハイクをしていた時、車に乗せてくれた松本さんはお礼を言って降りようとするイネーバにタクシー代を要求。イネーバはお金の代わりに歌を教えてあげる。
六本木編:
六本木の交差点で財布を落として困ったイネーバ。その財布を拾ってくれた松本さんに謝礼を要求されて大ピンチ。お金の代わりに歌を教えてあげる。
その歌というのが西城秀樹の「傷だらけのローラ」。絶妙な間で「ロォーラ~♪」という姿に皆さん大爆笑。
■Z’b(ズービ)
“IN THE LIFE”ツアーで活躍した、あるときは洋楽のカバーバンドだったり、またあるときはコントグループだったりする謎のバンド。
メンバーは「マリモ・ハラオ、またの名を”綾乃小路幹彦”」(松本)、「アミーゴこましエンジェルJr.、またの名を”早乙女純”」(稲葉)、「はだか一貫」(明石)、「チャッキーこけし」(田中一光)、「マンボウ・カメ、またの名を”菊乃門雅”」(広本葉子)という謎だらけのメンバー(笑)。
コントは↑でも紹介した「太陽にほえろ」のテーマで綾乃小路幹彦が登場し、薔薇を投げまくるというもの(B’z Party10周年ビデオで見ることが出来る)。
洋楽カバーはエアロスミスやGUNS’N ROSES、VAN HALEN、WHITE SNAKE、ビートルズ、B’zなどを演奏。Z’bとして、何度かライブも行なった。
ちゃんとファンクラブもあり、その名も「Z’b Party」(笑)。
■メロン・ド・メロン(メロン兄弟)
“9th Blues”ツアーが無事終了したことを祝す意味をこめて行なわれたシークレットライブ「Merry X’mas メリーさんの羊が一匹・聖しこの夜」(行なわれた日がなんとクリスマス!)で突如登場した謎のユニット。
メンバーはメロン兄(松本)、メロン弟(稲葉)、明石昌夫・田中一光・増田隆宣の5人。Z’bのようでZ’bでない(笑)。
当日はクリスマス・パーティということで、アルコールも入っていたそうだ(笑)。
メロン兄弟が演奏する前に前座として”M’z”という謎のユニット(実態はB’zのマネージャーの岩津氏(vo.担当)・菊地氏(G.担当))が登場し、後ろに明石・田中・増田氏を従え、Mr.Childrenの「イノセントワールド」と「MOTEL」を披露した。
そして肝心のメロン兄弟はアルコールの影響で演奏がメチャクチャになりながら(笑)「いつかのメリークリスマス」「MOTEL」「おでかけしましょ」「SAVE ME!?」などを披露した。その後、このユニットの行方は定かではない(笑)。
ちなみに「メロン・ド・メロン」というのは札幌にあるクラブの名前。